May 24, 2004

「入浴施設はホントに必要なの?」

日本共産党流山市議団のチラシが郵便受けに入っていた。「入浴施設はホントに必要なの?」という題名で、ごみ焼却場に隣接して計画されている入浴施設の計画に問題を提起している。

『あっと流山 - 電子新聞』(2003年5月6日)によると、井崎市長は入浴施設の建設そのもには賛成のようです。


新ごみ焼却場余熱利用施設入札取り消しを指示

5月6日(火)、井崎新市長は、新ごみ焼却場余熱利用施設計画の見直しのため入札取り消しを指示した。
 この日、初登庁した井崎義治新市長は、部長会議後に会見を行い、新ごみ焼却施設の余熱を利用した地域融和施設「リフレッシュセンター」(仮称)について 、「施設は必要だが、計画そのものが住民要望とかけ離れ、立派すぎるのではないか」と、施設規模の縮小を示唆し、9日に実施予定だった本体工事の入札取り消しを決めた と語った。
 「リフレッシュセンター」(仮称)の工事入札は今年2月に実施されたが、応札がいずれも予定価格を上回り、不調に終わったため、市は一部設計を変更し、事前公表の予定価格を6億8千万円として、9日に再度、仕切直しの入札を行うことになっていた。
 「リフレッシュセンター」(仮称)は、下花輪地区で建設が進められている新ごみ焼却施設の隣接地に単年度事業で整備され、来年4月に同時オープンの予定だった。施設はふろ、娯楽室、集会室などを備えた延べ床面積約1700平方 mの平屋建て。井崎市長は「年間維持費は約1億円かかる。迷惑施設を受け入れた地元の意向に沿った施設となるよう、計画を見直すべきだ」として、管財課に入札取り消しを指示した と語った。

平成16年2月の市議会議事録より。


現在、基本設計及び実施設計を行っております施設の概要は、平屋建てで、天然温泉を利用して、複数の浴槽を配置するなど、温浴施設の充実を図るほか、レストラン等も計画するなど集客を高める計画で進めております。
今後の予定につきましては、今年度内に実施設計を終え、来年度工事着手を考えております。
また、施設の管理運営につきましては、地方自治法に基づく指定管理者制度を有効に活用して、全面的な民間活力の導入を図るなど、経済性の高い管理運営が可能となる施設づくりを実現させるために努力してまいります。

井崎市長の「ザ・コラム」、2004年4月8日号で、市の新規採用職員から「財政破綻回避の対策をしようとしている時に、地域融和施設建設事業は計画通り進める必要があるのですか」という質問を受けたとある。ただし、どう回答したかは不明。

市は、第一四半期に工事発注のための入札を行うようです。そこまで計画は進んでいるのに、「地域融和施設整備事業」というページでは、進展はないかのように書かれたままだ。
流山市はもとより、野田市、柏市に、すでにかなりの数の温浴施設がある現状において、民間が自ら行うならまだしも、流山市が市民サービスといえども行う必要はあるのだろうか?運営で赤字は許されない。黒字で維持できる計画になっているのか、その事業計画を見せてほしいものだ。

と、書いてきて「みんなの流山」掲示板を拝見すると、入札取りやめの情報。
市の入札情報にも中止が発表されてますね。

Posted by nino at May 24, 2004 10:39 PM | TrackBack
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