December 22, 2003

明治31年7月29日「稲妻強盗」流山に現れる

国立国会図書館では、明治期刊行図書が閲覧できる「近代デジタルライブラリー」というものが公開されている。ここで流山に関する資料を探してみた。

キーワード「流山」で4件ヒットしたが、そのうちの一つに興味を引かれる。それは、「稲妻強盗:報知新聞探偵実話,明32.5」というものである。どうも明治時代とても有名な「稲妻強盗」というのがいたらしい。何やら日本最初の劇映画にもなったらしい。
この資料は、稲妻強盗の生い立ちから、逮捕された後までをドキュメンタリータッチで書かれたもののようで、流山に関するところは、おおよそ次の通り。
明治31年7月29日午前2時頃、千葉県東葛飾郡流山町607番地鈴木儀助さんという農家に、便所から侵入した。この家は、県道沿いで裏は江戸川、妻、次男と、下女の4人暮らしだった。八、九寸ほどの短刀で主人を脅し17円を奪って逃げた。
もっと詳しく書かれているし、流山に逃げてくる前には、常磐線内で我孫子町警察署長に危うく捕らえられそうになるなど、まさに映画になりそうな出来事が書かれているので、興味ある方は近代デジタルライブラリーをご覧ください。

Posted by nino at December 22, 2003 11:19 PM | TrackBack
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