江戸時代、野田から流山そして松戸のあたりは幕府が軍馬を飼育する放牧場「小金牧」であったそうだ。幕末には1800頭もいたらしい。その面影は、放牧された軍馬から農地を守るために築かれた「野馬(のま)土手」という遺構で見ることができる。 この野馬土手の保全を訴える目的もあり、流山市の元小学校教諭の青木更吉さんが出版したのが「小金牧を歩く」(崙書房)である。