成功しているwebサービスはクラウドソーシングに類するものであろう
ハヤカワ新書の『クラウドソーシング―みんなのパワーが世界を動かす』(ジェフ ハウ)はとても参考になる本であった。
クラウドソーシングとは、「群衆の知恵で大きな物事を解決しようとしている」活動の場だけど、その種類は多岐にわたる。本書ではオンラインのTシャツ屋から写真ストック、あるいはSETIまで例として取り上げられている。自分なりにこの類いに含んでいいと感じているのは、携帯小説、クチコミサイト、あるいはオークションだ。細分化した情報単位で見れば対したこと無い、あるいは一見役に立たないものばかりだけど、全体のムーブメントは世の中に影響を与えるほどの価値を見いだされている。今後のwebサービスもこの方向が必須になるのではなかろうか、クラウドソーシングのエッセンスが入ってないwebサービスは役立つものだったとしても主役にはなり得ないような気がする。
"クラウドソーシング―みんなのパワーが世界を動かす (ハヤカワ新書juice)" (ジェフ ハウ)