March 31, 2008

『大鴉の啼く冬』(アン・クリーヴス)

イギリスの北にあるシェトランド諸島を舞台にしたミステリー小説だ。
人口が2万人たらずのようなので住民はみんな顔見知りというような小さなコミュニティで、自然の美しさの影にある人間関係の絡み合いが書き込まれていて引き込まれてしまう。後書きを見て納得なんだけど、スモールタウンの濃密な人間関係の中で起こる犯罪というのはミステリー小説の定番なんだそうだ。犯罪と謎解きにトリックがあるわけではない。読み進むに従って登場人物を理解して、その上で誰が犯人なのかを自分なりに考えていくのが面白いのだろう。そういうジャンルとしておすすめできる。




"大鴉の啼く冬 (創元推理文庫 M ク 13-1)" (アン・クリーヴス)

March 30, 2008

我が家の古文書(神道裁許状)を備忘録

我が家は愛媛県西予市宇和町岩木で江戸時代中期くらいから幕末まで三瓶神社の神主でした。
当時全国の神社神職は京都の吉田家から神道裁許状をもらって認めてもらってました。我が家にはその神道裁許状が4通残っています。

  • 二宮佐渡清原清次(元文三年六月二十二日、1738年)
  • 二宮佐渡清原清喬(寛政四年七月十六日、1792年)
  • 二宮三河清原清本(文化十四年三月五日、1817年)
  • 二宮能登清原清仲(天保十四年二月二十七日、1843年)

    親戚のところに一通あるようなので期間の空いている一番目と二番目の間であろうか。

  • March 26, 2008

    WEDGWOOD ジェネシスのグラス


    WEDGWOOD ジェネシス
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    ウェッジウッドのジェネシスというシリーズのカップに一目惚れして即購入。一番内側に透明なガラス、二層目が白、そして外側がコバルトブルーの三層のガラスが組み合わされている。透かし彫りで内側のガラスを見せて模様にしている。
    このジェネシス・シリーズには3種類のデザインがあるようで、一番気に入ったのが写真のデザインだ。タンブラーや花瓶もあったが小さなサイズのグラスにした。さっそく購入した晩には赤ワインで一杯とあいなったが、コバルトブルーとワインの赤は想像した通り妖艶であった。

    March 21, 2008

    ScanSnap 300で紙の書類を電子化

    ルー大柴をイメージキャラクターにしたプロモーションが目立つカラー イメージ スキャナ ScanSnap 300 (スキャンスナップ、富士通)を購入して、溜まっていた紙の書類を電子化している。
    クレジットカードの引き落とし明細書など毎月送られてくる書類に始まって、役所、会社、学校などからの書類は捨てにくくこれまでなんとなく整理してファイリングしてたんだけど、どんどん増えるばかりで置き場所の確保もいやになっていた。そこで、このボタンひと押しで、紙の両面を自動でデジタイズし、PDFにしてくれるスキャナを使い始めたのだ。これまでに、紙のまま積み重ねれば数十センチ分くらいは電子化してその紙は廃棄している。電子化後のファイルサイズは100MBほどにしかなってない。
    電子化した後の不便さは、読み返そうとしたときに印刷するかパソコンの画面上で見るしかないということだけど、そもそも、そんなに読み返すことは無いものを電子化すればいいので問題にはならないだろう。
    電子化して避けたいのはデータの消失だ。パソコンのハードディスクに入れておくだけでは、ハードディスクの故障によって一気にデータが飛んでしまう危険性は低くない。かといっていちいちDVDやCDに焼くというのも面倒だし、こういうメディアは結構耐久性が無いということが最近話題になっている。ということで、まずはハードディスクの中身をオンラインのストレージサービスにミラーリング/バックアップすることにした。使っているのは、mozyというサービスだ。2GBまでは無料だけど、目的には十分な容量だ。専用のアプリケーションをインストールして、バックアップするディレクトリなどを設定しておけば、自動的に更新してくれる。おまけにWEBブラウザからバックアップしたファイルを参照できるので、保存したパソコン以外から書類を確認することもできる。

    March 19, 2008

    仙台医療センターで驚いた

    仙台医療センターは、元仙台国立病院だけど様々な改革に取り組んでいるようだ。見舞いに訪れる人が先ず目にするのが正面玄関脇のローソンだ。通常の商品のほか入院している患者が必要とするものも置いてある。病院の近くには買い物できるところが無いのでとても便利だ。おまけに夜の1時まであいている。
    ロビーにはドトールコーヒーがある。見舞いの合間の時間つぶしはもちろん、入院患者が本格的なコーヒーを飲めるは歓迎されるだろう。
    地下にある食堂はシダックスだ。病院の給食ももしかしたら請け負ってるのかな?
    入院したわけではないので内部が改革されているのかはわからないが、こうした取り組みは喜ばれてるんじゃないだろうか。

    March 15, 2008

    「亀喜寿司」特上(宮城県塩釜市)

    宮城県塩竈市にある亀喜寿司は、元横浜ベイスターズの大魔神こと佐々木投手オススメの店で一躍有名になった。この店の主人/大将は、なんと東北学院大学洋弓部で私の一年先輩である保志さん。保志さんは多賀城市の工学部ではなかったが、実家への帰り道にある工学部でよく一緒に練習していた。ということで一度お邪魔して美味しいお寿司をいただきたいと考えていたのがやっと実現。大学卒業以来お会いする保志さんの笑顔は大学時代と同じで優しくて気さくな人柄が今でも伝わってくる。もちろん料理も最高。この寿司はもちろん、マグロのかま焼きはその巨大だと美味しさでびっくりだった。

    March 02, 2008

    映画『ジャンパー』は、そこそこ楽しめる

    「ジャンパー」を見てきた。テレビでやってる予告編だけ見ても面白そうで興味をそそられていた。自分の行きたいところに行ける超能力を持ちたいというのは誰でも思い浮かぶ願望だろう。テレポート能力を身につけた主人公の“旅行”と闇の組織との戦いが、この映画の全てであった。
    主人公は、あのスターウォーズのアナキン・スカイウォーカー。見たのはあれ以来かな。母親役で、なんとダイアン・レイン。私が見た映画ではかなり久しぶりなので、最初は誰だか分からずエンドロールで気がついてびっくり、あまりにおばさんになっててがっかり。他の映画で関係あるところで気がついたのは音楽だ。なんか似てるなと思ったら、当たっていて、『ボーン・アイデンティティ』から『ボーン・アルティメイタム』まで手がけた、ジョン・パウエルだった。
    さて、ストーリーは無いに等しい。エンディングは、あからさまに続編があることを狙っているが、だからといって今後に面白そうなストーリーが望めるとも思えない。スターウォーズで父と息子の運命を見せたヘイデン・クリステンセンが、今度は母と息子の関係で似たような葛藤に巻き込まれそうだけど。それほど、この映画は瞬間移動というモチーフを映画にしてみただけの映画だと思う。アイデアや映像は楽しめるので見て損はしないだろう。




    "Jumper" (Lakeshore Records)


    ミモザが咲いた


    ミモザ
    Originally uploaded by ninomiya
    千葉県大多喜町のハーブアイランドに見事なミモザの大木があって妻はそれを見て憧れている。近所のガーデニングがすばらしいお宅のミモザもうらやましい。マンション生活で大きなミモザは不可能だけど、ちょっと大きめの苗から約一年。やっと我々の背丈ほどに成長し、見事咲いてくれた。もっともっと大きくなってほしい。