『魂の重さの量り方』(レン・フィッシャー)
科学者は時として途方も無い考えに陥り自分の考えを証明するために信じられない行動をとることがあるようだ。今となってはある種、常軌を逸したことのように見えるけど、その当時にはありえることだと見なされていたこともある。
いくつかの実話を紹介した本書で、表題は人間が生きているうちに体重を量り、さらに死の直後はかる実験をした実例からとられているが、ちなみに体重の差は30グラムだったそうだ。
金を作ろうとした錬金術師たちがそういった人たちの代表じゃないかと思うが、現代ではパラレルワールドの可能性が示唆されたり、真空からエネルギーが発生しているという事実なんかを考えると、実は真実と勘違いの差は紙一重なんだろうな。