新しいiPodには動画再生機能がついている。発表の記事を見るだけではそれほど興味を持たなかったが、ミュージックストアにアクセスしてマイケル・ジャクソンの『スリラー』がリストにあるのを見て俄然注目してしまった。今持っている10GBのiPodには約2年間でやっと1,000曲を読み込ませた。そもそもこういう作業は性に合わないのだけれどそれはそれで楽しんでいるし、ビデオを見ながら同じ音質の曲を聴けるのだから液晶は小さくてもよしとしよう。
ということで、ミュージックビデオを買うことにしたが持っているMacの容量は非常に乏しい状態。なのでWindowsの方でミュージックビデオを買うことにした。ちなみに購入ビデオは、Shania Twainの『I Ain't No Quitter』とMichael Jacksonの『Thriller』。『Thriller』は販売で2位になっている。恐るべし。
ところが買って視聴したら問題発生。音にノイズがすごい。Windowsに浮気したのが悪かったかなあ。
さて、もうひとつ興味深いのは改めて感じるiPod + iTunesとミュージックストアという組み合わせの絶妙さとビジネスモデルだ。日本でもやっとiTMSで音楽の販売がはじまったが、動画配信ビジネスもやっと本格的になりそうだけど、日本のコンテンツホルダと配信するプラットフォーム/サービスを提供する会社との力関係のせいでお寒い状況。両方のプレイヤーともアップルを見習わないと行けないよなあ。20年も前のビデオがiTMSによってベストセラーにランクインするんだから、コンテンツの売り方でいかようにもなるだろう。近い線を狙っているかのようなSONY PSPも機能としてはiPodをしのぐようなものを持っているのに、楽しめる動画が無い。韓国ではすでにPSPを対象とした動画ストリーミングサービスが複数誕生しているんだから、インターネットを勉強してない日本のコンテンツホルダは意識を変えてほしいものだ。
動画, iPod, Apple, iTunes
先月に引き続き、今月もソウルに行ってきた。今回もグルメを堪能したが、強烈な料理を味わった。サマッ(三合)という名前らしいその料理とは、魚のエイを醗酵させたもの。強烈なアンモニア臭がする。一緒に言った日本人5人のうち一人はかじっただけ、もう一人は一切れでギブアップした。残りの3人は二切れ味わったが、その臭いは口の中に留まり、なぜか涙を流すものもいた。韓国の人でも食べられない人はいるそうなので、日本人の我々の対応はまあこの程度だろう。まあ私は平気なほうで焼酎が進みそうな料理だなあと思った。
その店で飲んだ酒は「五十歳酒」という“カクテル”だった。「百歳酒」というブランド名の、薬草たっぷりの焼酎と普通の焼酎を半分ずつその場でブレンドしたもので、百を二で割るので五十歳酒というそうだ。これが実においしかった。飲めば百歳まで生きられそうなネーミングもまたいい。ソウルからの帰りに、さっそく百歳酒を購入し、週末には日本で五十歳酒を味わっていたのである。