NPO型インターネット新聞を名のる「JanJan」は先般朝日新聞に取り上げられていたのもあり、その形態には興味を引かれる。しかし、記事でカバーしようとしている範囲が広く曖昧な点が気になる。もっと思い切って特定のテーマに絞った方がいいのではないか。
同じような形態のインターネット新聞がどんどん生まれてくると面白い。メジャーの新聞やニュースサイトで気になるのは、マイナーな記事は扱われないということです。とても残念な例でいえばZDNetがMacwireを5月でクローズしてしまったことがある。確かにMacintoshのシェアはさらに減っているであろうが、コアなユーザは多いし、ニュースだってまだまだあるはずだ。(Apple Storeの銀座店がオープンしたし。)たとえば、MacintoshのニュースサイトをNPOの会員会費で運営するということはありえるのではないだろうか。他のテーマだって可能性は山ほどあるだろう。
また、blogの展開を活用する手もあろう。個人ごとのblogとblogrollingによる横連携というような弱いグルーピングではなく、特定のテーマを扱う個人blogからの投稿を収集するメタブログサイトという形態が近道なのかもしれない。独立したMacintoshユーザのblogからの投稿が集まっているMacintoshのNPO型ニュースサイトがあったらわくわくしそうだ。
追記:
例えば、
Blog-Network
郷里愛媛県が11月21日ハワイ州と姉妹提携を結んだそうだ。まあ、愛媛県自体はハワイのイメージとかけ離れているが、第一印象はハワイがより身近に感じられるなあということだ。提携の背景には、2001年に起ったえひめ丸の事故と、その後の愛媛県とハワイの交渉や行動をきっかけに、関係をポジティブに変えていこうということがあるようです。
ただし、とても痛ましい事故だし、事故犠牲者の中にはまだ遺骨が見つかっていない人があるし、再発防止への取り組みが行われていないことなどを置き去りにしているという批判(「えひめ丸事故 - 再発防止置き去り ハワイ姉妹提携決議」)もあるようだ。
また、ハワイと姉妹提携を既に結んでいる自治体はいくつもある(「ハワイ姉妹都市サミットin伊香保 参加市町村一覧」)ので、ハワイが姉妹提携というカードを見せびらかした結果ではなく、実質的にも交流が生まれ、事故を風化させないことを祈る。
先週の3連休は蓼科で過ごしました。蓼科は初めてではなく、10年ほど前に当時勤めていた会社の同僚達と訪れたことがあったけど、(ただ飲みにいっただけなので)全く記憶に残ってなかった。
今回ゆっくり過ごしてみて、景色や空気がとても気持ちよかった。夜には星がたくさん見え、簡易なビノキュラでもアンドロメダ銀河が見えた、、、ような気をした。宿はちょうど写真のように高台にあったので、眺めがとても良く朝晩はまさに絶景。
周辺の観光はまず、柏木博物館を見学した。コレクションの化石や鉱石はとても面白いのだが、蓼科との関係は全く感じられない。入館料900円というのもちと高いかなあ。
ピラタス蓼科ロープウェイは、最近のロープウェイの事故もありちょっと内心では尻込みだったが、100人乗りという巨大なロープウェイを見て、まあ事故の時には一緒だねと変に安心。7分で到着するが、寒かったので1周30分程度の散歩コースを足早に回りすぐに降りてきてしまった。運悪く雲も出ていたが、夏はとても眺めがいいのではないだろうか。
昼は「田村」というそば屋でざるそばを食べた。後日ネットで検索すると評判が高いそば屋というわけではないようだ。でもボリュームあってとても美味しかったです。
自宅から蓼科はとても遠いけどたまにはいいなということでまた訪れたい。
なお、帰路蓼科からも近い八ヶ岳アウトレットを訪れたが、うーん、軽井沢、御殿場、佐野と比べるとかなり面白くない。
昨晩は「Go Smoking」という喫煙者を対象としたとても面白いムーブメントを起こそうとしているB社の佐藤社長とblogやオンラインコミュニティに関する有意義なディスカッションをさせていただいた。とても勉強になりました。
そこでのテーマとしてひとつあったのが匿名性の問題。特にblogを中心でもう一度考えてみました。
パターンとしては、1)匿名、2)実名、3)その中間、の3段階であろう。
匿名のblogでは、しがらみが一切ないからとても気楽に自由に書けるだろう。ただ、自分の本質ではないアバターとして振る舞い、ちょっと脚色して書いていくということは起こるのではないかとおもう。
実名の場合は、書けないことが多くなるはずだ。また、自分の意見が少数派ではないか、間違っているのではないかという葛藤が付きまとうようにおもう。まあ、そんなのを気にしてたら本名を出して書くことができないかもしれないが。
そして、その中間。(今では死語かもしれないが)ハンドルやニックネームまでしか出さないが、独自のドメインやフリーメール以外のメールアドレスを表記することにより、自分が特定できるかもしれないと思いつつbloggerになっている状態。この場合には、いざとなれば逃げれるから(?)気楽に書けるでしょうね。書く内容に脚色があったり、何かになりきってというようなことはないように思う。
このような分析は私の感覚によるものなので、人によって差はあるだろう。まあ、個人的な結論として匿名と実名の中間がよろしいんじゃないでしょうか、と考えるわけです。
アメリカでは、MicrosoftがRSSフィードをすべきという議論が湧き上がっているようだ。Microsoftのように、日々ユーザに提供すべき情報は大量だろう。メルマガのように情報を選別するのが難しいものよりも、RSSで提供してもらったほうがユーザとしてはうれしいに決まってる。だいたい、セキュリティホールの情報にしてもニュースでしるか、Windowsをアップデートしろというじゃまくさいポップアップで知るような具合じゃあ最低だよね。
下記は、その一例。
Why Microsoft Teams Should Implement RSS Feeds
RSSリーダーをFreeDemonに乗り換えつつあるが、そのダウンロードページにCSSエディタがあるのには気がついていた。TopStyle という製品でTopStyle Liteという無料版もあるので、さっそく試してみた。インタフェースで動作がいまいち不満だが、プロパティの候補や、その後の値の入力もサポートしてくれるので楽ちんです。MovableTypeのスタイルシートを時々直しているが、こういうツールがあるとさらに楽しくなる。
参考:
DreamweaverとTopStyleのどちらが良いか?
Topstyle Lite v.2.5 の日本語化パッチ
年金改革案では、サラリーマンと専業主婦の世帯について、夫の保険料の納付記録を妻に分割することで、それぞれの名義で年金が受給できる制度を導入し、離婚時の分割も認める、としている。
そこで疑問。離婚と再婚を繰り返す専業主婦と、生涯に一度しか結婚経験のないサラリーマンとの組合わせでは、主婦は婚姻関係にあった全てのサラリーマンの年金を半分づつもらえるのでしょうか?
音楽と記憶が鮮明にリンクしているというのはよくあると思う。私のそういう曲の一つが、スーパートランプの「ブレックファスト・イン・アメリカ」だ。
中学から仲の良かった友達二人とは別々の大学に行っても夏休みや春休みには合って遊び、飲んでいた。ほかの二人は、蕨と南浦和にアパートを借りたり下宿していたので、近いというのも遊びやすさにつながっていた。合うときはだいたい同じコースになった。遊ぶ場所は高田馬場。まずビリヤードをやって、“パブ”に行く。そして最後は蕨か南浦和で朝までという具合だった。
そのときは、蕨のアパートで、酔っぱらってたどり着いた後、部屋で何度も何度も「ブレックファスト・イン・アメリカ」を繰り返し聞いた。当時はCDもMDも無い時代。LPで聞いたか、カセットテープで聞いたかは覚えていないが、いずれにせよ繰り返し聞くためには操作も繰り返さなければならなかった。
今でもこの曲も、このアルバムも大好きだ。あの時に戻って聞けたらもっと楽しいだろうと思う。
Technorati は、すでに120万のblogをトラッキングし、さらに毎日8,000~9,000のblogを追加しているそうだ。これらがどんどんシンジケートしていくのだからすごいことになる。
ビートルズのLet It Beがオリジナルバーションということで「Let It Be Naked」が全世界に先行して日本で発売された。ところが日本版はCCCDというコピープロテクトされたCDで、この規格のCDでCDプレーヤーが壊れたということを聞いた。とても怖くて、買う気にはなれない。輸入版にするつもりだ。
でも聞きたい、ということで視聴してみた。
音がクリアになったという前評判だったけど、そういう感じはしなった、。クリアではない、と思う。
「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」のアレンジに注目されているが、私は「レット・イット・ビー」の方が驚きだった。これまで知っていたのは、LP盤のアレンジとシングル盤のアレンジであったが、今回のはいずれのものでもないはずだ。このように違うアレンジを楽しめるのはうれしい。
輸入版と決めたの一週間またなければならないなあ。
すばらしいMovableTypeに感謝して、six apartに寄付しました。最低額の$20ですけどね。
Donor Listに掲載されるのが楽しみです。
この寄付者のリストはすごい数なので、寄付された金額も多いんでしょうね。
ところで、アメリカだと、このようにPaypalで気軽に寄付するという文化が定着してきてるのがうらやましい。日本人もやりましょうよ。
先日、「オープンソース的コラボレーションで日本を変えていこう」というエントリーで政治や行政にネットを使った活動が役に立つだろうと書いたが、アメリカは実践の途上にある。
「クラーク陣営、選挙運動にブログ・ネットワークを活用」(HotWired)
クラーク・コミュニティー・ネットワークの中核は、個人およびグループのブログからなるシステムだ。登録を済ませたユーザーは、同サイト内に個人ブログを与えられる。また、独自のブログを持つ複数のオンライン・コミュニティーにも参加できる。たとえば、アラスカ州住民向けブログ、退役軍人向けブログ、医師向けブログに、あわせて参加するユーザーもいるだろう。
まあ、深いことを考えているわけではなく、民衆を囲い込む戦術としてコミュニティを活用しているのは明白だが、このような動きが雪だるまのように転がり、実際の政治に絡んでくるということも十分にありえるだろう。
また一方、こういう見方に私も賛成だ。コミュニティは、人を集合として拡大させ、動かすという力は持っているが、結果的にそのなかのオピニオンリーダーが一番目立つということはよくあることだろう。
いずれにせよ、こういう動きができる、やろうとするアメリカには感心させられる。
一方的にマニフェストを読んでよね、選挙討論を聞いてよねというというだけでは民主主義って何にか実感できないわけである。
中学のとき一緒にバスケットボール部だった同級生からメールが届いた。中学卒業以来あってないはずなので、約30年ぶりだ。とてもうれしい。私のブログから発見してくれたようで、なんとその中学校からは300kmくらい離れている同じ市に住んでいるというおまけまでついていた。世の中狭いものだ。
こういうありえないような再会をより発生させてくれるというメリットをインターネットは持っている。個人情報をネット上に公開するというリスクは確かにあるが、そのリスクを恐れるとこのようなうれしいことも逃してしまうことになる。
これまでも同様にうれしい再会や出会いをもたらしてれた。
『コモンズ』(ローレンス・レッシグ)を読み終わった。感慨深いところは、下記のところだ。
インターネットがとても格安で便利に使えている陰には、ほとんどの企業に利益をもたらしていないという実情があると思う。なぜこうなるのかということへの回答として私は納得した。インターネットは、最下層のプロトコル、つまりいわばDNAから、制約されない、独占できないような性格をもつからなのであろう。
そう理解した上で、オープンで、フリーなところを足がかりにしてインターネット上のサービスやビジネスは作っていくべきなのだ。DNAに背くような行動をとってもうまくいかないんじゃないかな。
ところで、ローレンス・レッシグが来日するらしい。楽しみです。
11月7日の「オープンソース的コラボレーションが社会を変える」(CNET Japan、梅田望夫・英語で読むITトレンド)を読んだのは、週明けの月曜日だったが、週末最大のイベントであった総選挙と私の中ではとてもシンクロした。
総選挙についていえば、二大政党時代が到来というようなことが言われているが、これはぴんとこない。自民党も民主党も大差なく、選択肢が限られた結果に他ならないんじゃないか。そのせいもあってか困ったのは、年金や消費税や道路公団などのテーマごとに見ると指示できないものがあったことだ。実はこれは当たり前のことなのだろう。自分としては、全てをあなたの党にお任せします、なんてえことが認められなくなっているだけだ。でも、テーマごとに賛成反対の意思表示をしたいよね。
この政治にオープンソース的コラボレーションを適用してもらえれば私のこのジレンマは解消されるように思う。代議士なんて、時間と距離という制約がもたらした国民の代表と考えれば、そろそろ無くなってもいいんじゃないの。政党が国民のメジャーな意見を表明させるためのまとめやくならいらない。インターネットは、多少なりとも直接国民が政治に参加できる術を提供してくれるはずだよね。
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)としてMovable Typeを認識したとき、同様にXOOPSに興味を持ち使い始めてみた。なかなか面白い。このようなソフトウエアがフリーで使えるなんてインターネットの世界はどんどん進んでいると感じる。
実際のサイトに使っていきたい。
3、4年ほど前に買って使っていたシャワートイレが壊れたので、新しいのを購入した。INAXのものだが、機能がシンプルなのと型が前のものらしく2万円ほどとおもったより安くすんだ。
そんなことよりも驚いたのは、店員の知識だった。ヤマダデンキという量販店なので、客としてパンフレットなどを見ながら買おうと考えていたのだが、シャワートイレ専門の店員らしき女性に応対してもらった。その女性の説明がとても詳しいので驚いたのである。その店では扱っていない機種のことはもちろん、最新の機種の特徴や良いところ悪いところをとてもよく知っている。この値段で安い買い物をしたという気持ちだけではなく、安くていいものを買ったという気持ちにしてくれたのは、この店員のおかげであった。
総選挙と同時に最高裁裁判官の国民審査が行われる。毎回判断できず×をつけることはなかったが、国民の権利としてまずそうな裁判官にはNGを出すべきなんでしょうね。
新聞と一緒に審査を受ける全裁判官の関与判決等がわかる資料が配られたので内容を通読してみたが、どうも差がわからなかった。そもそも掲載された判例は各裁判官が自ら選んだのではないかという雰囲気さえあり、判断の参考になる資料として疑わしかった。
そこでちょっと検索すると、日本民主法律家協会のサイトに参考になるページ(国民審査のための最高裁判事紹介)があった。これを読んでみると、国民審査とはなにかとか、問題点も説明されているのでわかりやすい。そしてこちらの関与判例を読んでみると明らかに×をつけたくなる裁判官がいた。日曜日の投票では意思表示をしたいと思う。
Nao's さんによると、札幌の地下鉄での人身事故では生存率が50%を越えるそうだ。電車で事故にあえばまず助からないという先入観は間違ってるんですね。理由としては、まずタイヤだかたというのがあるんじゃないでしょうか。人身事故といっても首都圏だと自殺者が多いけど、誤って線路に落ちて事故にあう例もあるから、理由を究明し技術的にも導入できることなら実施したほうがいいよね。自分から望んでいない事故なら命を落とさないほうがいいと思いますし。
Scripting News によると、非商用なら無料で利用できるMovable Typeのホスティングサービス(weblogs.us)が登場したそうだ。そりゃMovable Typeなら、こういうサービス手軽にはじめられるよね。
選挙運動もまっさかりだが、各候補者はインターネットを“さまざまな手法”で活用しているようだ。住んでいる選挙区のある候補者サイトには匿名掲示板(おまけに「増毛」などの広告がついているのでこれは注意させていただいた)がついているが、ここが誹謗中傷合戦の様相を呈しはじめている。
一有権者としてもインターネット活用していただき、候補者がどういう考えを持っているか教えてほしい。聞きたいことがあればメールしたいので、答えてほしい。インターネットが選挙に役立つのは確かである。
しかし、このような掲示板は止めたほうが良い。どういうテーマを扱う掲示板なのか明確ではないので、候補者本人がテーマになってしまう。政策は政党という大きな枠組みで構えられているものだろうから、候補者のサイトからはちょっと離れたところでやったほうがいいだろう。候補者の考えを有権者に広めたいのなら、候補者のブログを置けばいい。(公職選挙法には不案内です)
そもそも匿名の掲示板は、「さあ好きなことなんでも書いてください」なわけだから、荒れるに決まってる。対立候補の支持者が書いたようなものでも結果はその候補者のサイトが荒れることになるので、候補者のイメージダウンにつながるだろう。
いよいよ鍋の季節になってきました。そこで土曜日は寄せ鍋。鍋という噂があったので、フィットネスクラブの帰りに日本酒とビールを買っていった。スポーツで汗を流した後だからなおさら酒はうまい。日本酒は、白鶴酒造の「しぼりたて純米」というのにした。高くはない、むしろ安いものということで選んだが、これがうまかった。すっと水のように喉を通過していくような味わいで、寄せ鍋という絡んだ味とマッチもしていた。また買ってみたい。
本日の日経新聞一面「JR2期生の憂鬱」の中でこのようなことが書かれていた。
40才を越えてくると、体力気力とも20才代や30才代にはかなわない。ましてや入社期間によってスライドしていく給与体系だと同じ能力でも年寄りの方がコスト高になるから企業の効率を考えれば切られてしまうでしょうね。でも、何か間違っている。こういうことをしていると、何か反動がくるはずだ。身につけるためには時間を必要とするものがある。技、感覚、ノウハウ?きっとあるはずだ。
というようなことを書いていて、同じ日経新聞をめくると、日経ビジネスの広告が目についた。「起業適齢期は50代」という特集で、そのなかでも“「人生力」武器に正統派ベンチャー”。これだ!「人生力」を持ってるんだ。
最初民主党が掲げる高速道路無料化は馬鹿げたことだと思ったが、アメリカではほとんど無料だということを思い出した。世の中にやっている国があるんだから、つまり不可能ではないだろう。
道路公団という独立採算で40兆円という累積赤字が見えているが、一般道だって自治体住民の税金でコストは負担されているんだから、どこまで有料でどこまで無料でやるかという境目の取り方によるものだと思う。
無料化によって、料金徴収のためのブースや要員はいらなくなる。ETC関連の設備もいらない。これらはコスト減につながる。高速道路の無料化で物流に変化が起こり、高速道路沿いでよりお金が動けば結果的に道路維持するためのコスト拠出元となる税金収入増につながることだって考えられるだろう。
現状でも混雑している高速道路が無料化でさらに混んでしまうということが懸念されるが、混んでいる道は単純に利用されなくなるはずなので、平準化されるのではないだろうか。また高速料金を払えないトラックが住宅地を走ることが減ってくれれば、それはうれしいことだ。
頭ごなしにありえないという考えだけはやめたいと思う。