日経新聞は、中国でペストによる死者が出たと報じている。
『ドゥームズデイ・ブック』(コニー・ウィリス)では中世イギリスのペストが重要な素材になっているように、ペストと言うと中世の病気であり現代とは無縁のように思い込んでいたが、まだまだ全世界で発症者は出ているようだ。
WHOのまとめでは、1999年、世界のペスト患者数は約2600人、死者は212人。ちなみに、日本では1926年以降患者は見つかっていないらしい。しかし、ペストはノミを介して広まるのが、ネズミではなくペットとして輸入される動物にも注意しなければならないようだ。