May 30, 2004

『1日5分の口コミプロモーション ブログ』

『1日5分の口コミプロモーション ブログ』(長野 弘子、増田 真樹)を読みました。
blogを知らない人への入門書というよりは、blogをはじめた人が読むと、あーなるほどと理解を深めるために向いていると思う。それ以上にコメントすることもないのだが、blogの世界観をうまく表現しているなあと思った箇所があったので紹介しておきます。


ここで言いたいのは、群衆によるブログジャーナリズムである。コンピュータジャーナリストの林氏が述べた「ぜんぜん知らない人同士のブログが同じ頃、たまたま同じようなことを書いていたりするのを発見して驚く」といういわゆるシンクロニシティ(共時性)という現象がより数を増したとき、また、ブログでの活動に多くの“共感”が集まったとき、現象としてブログの強大な発言力が生まれる瞬間があるということだ。

例えプライベートな日記の記事であっても、そこで他人に影響を与えるようなものがあるはずで、それは影響を受ける人にしか分からない。その対象者はたった一人でもいい。さらに、2004年の現在においては意味のない記事だったとしても、未来において重要とされる可能性も否定できない。自分のblogは高尚じゃないとか、文章が下手だとか、題材が低俗だとか、卑下する必要はない。書きたいことを書いていけばいいのだ。その記事が集合していくことだけでも価値あることだと思う。


『1日5分の口コミプロモーション ブログ』

Posted by nino at May 30, 2004 12:15 PM | トラックバック
コメント

> 「例えプライベートな~」

僕にとってのインターネットって、まさにこれです。
Blog が特段そう、というわけではべつにないのですが、それでも
Blog になにか抗い難い懐かしさのようなものを感じてしまっています。

Posted by: Toshiya at June 11, 2004 09:44 PM

Toshiyaさん、はじめまして
gooリサーチの調査結果でも、備忘録として書いていると言うブロガーの理由が現れてます。まさに、私もそういうつもりで書いてるので、自分自身で書いたことが価値あるし、書いた内容で共感を読者に与えるのだろうと思います。

Posted by: nino at June 11, 2004 09:59 PM
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