電車のなかで、学生らしい二人の会話が聞こえてきた。
授業でどんな言語を学んでいるかというような話だったが、一人はC++、JAVAを勉強してると言ってる。もう一人は、FORTRANだそうだ。「FORTRANって、何に?」という質問に、「計算には強いらしい」という回答だった。
今やFORTRANを使うのは学術的な計算をするようなものだけなんじゃないだろうか。
大学のときFORTRANの授業があったが取らなかった。しかし、受けていた同級生のIDとパスワードを借り、大学の計算センターに入り、TSSの端末からFORTRANを使ったのが最初の出会いだった。
社会人2年目、電算(当時はITなんて言葉は無かったな)の長期研修で情報システム部門に派遣された。土木の設計製図システムやFEM(有限要素解析)のシステムを開発運用しているチームで、私も派遣2ヶ月目から、たしか1ヶ月間でボックスカルバートの自動製図プログラムを一気に書き上げた。プログラムは、3,000行ぐらいだったのを記憶している。自動製図はプロッタのペンの動きを命令するプログラムなので複雑な計算はないが、FORTRANもいわば一からでできたのは自身になった。
今は、たまにPHPを書くこともあるが、基本的にプログラミングは好きだ。プログラミングも、ものづくりのひとつかな。