遅ればせながら『マトリックス レボリューションズ』を吹替版で見てきた。
事前に周りの人間に聞くと3部作の中で一番面白くないという意見を聞いていたのでそれなりに覚悟していたし、息子には一番つまらないらしいぞと念のため言っておいた。しかし、見終わってみての感想は、「悪くないんじゃない。それなりにマトリックスの世界観を楽しめたのだからいいんじゃない。」というものだった。息子も「面白かったよね。」と何度も言っていた。
見た後、ネットで批判をいくつも読んでみた。「スミスの復活が人間対マシンのストーリーを替えてしまった。」、「モーフィアス、ナイオビ、トリニティなど主役が活躍しないじゃないか。」、なかには9.11によってストーリーを変えざるを得なかったというような解説までしている人もいた。その後もずっと、翌日の今日まで、寝ながらも考えてみた。
結論は、「別にあれでいいんじゃないの」である。
全ては、マトリックスのある世界での、歴史の一場面なのだ。ネオが主役ではなくマトリックスとマシンと人間の絡んだ歴史が描かれているのだろう。