After40: blogと匿名性

November 28, 2003

blogと匿名性

昨晩は「Go Smoking」という喫煙者を対象としたとても面白いムーブメントを起こそうとしているB社の佐藤社長とblogやオンラインコミュニティに関する有意義なディスカッションをさせていただいた。とても勉強になりました。
そこでのテーマとしてひとつあったのが匿名性の問題。特にblogを中心でもう一度考えてみました。
パターンとしては、1)匿名、2)実名、3)その中間、の3段階であろう。
匿名のblogでは、しがらみが一切ないからとても気楽に自由に書けるだろう。ただ、自分の本質ではないアバターとして振る舞い、ちょっと脚色して書いていくということは起こるのではないかとおもう。
実名の場合は、書けないことが多くなるはずだ。また、自分の意見が少数派ではないか、間違っているのではないかという葛藤が付きまとうようにおもう。まあ、そんなのを気にしてたら本名を出して書くことができないかもしれないが。
そして、その中間。（今では死語かもしれないが）ハンドルやニックネームまでしか出さないが、独自のドメインやフリーメール以外のメールアドレスを表記することにより、自分が特定できるかもしれないと思いつつbloggerになっている状態。この場合には、いざとなれば逃げれるから(?)気楽に書けるでしょうね。書く内容に脚色があったり、何かになりきってというようなことはないように思う。
このような分析は私の感覚によるものなので、人によって差はあるだろう。まあ、個人的な結論として匿名と実名の中間がよろしいんじゃないでしょうか、と考えるわけです。

Posted by nino at November 28, 2003 12:18 PM | トラックバック

匿名と実名、書き込む本人としては、心理的な負担はずいぶん違うものですよね。無責任と責任という対比でしょうか。でも、匿名だからといって全て脚本されているかというとそうでもないし、実名だから全て真実とも限りません。

ＢＢＳでももＢｌｏｇでもＭＬでも、みんなコミュニケーションの一形態です。話しかける相手があってこそのものですから、その対象がどういったものか、全くのバーチャルなものなのか、実態を伴うものなのか、そのステージの枠によってもずいぶん違うものだと思います。

つまり、その媒体が現実的なものなのか、あくまでもバーチャルなものなのかということがあるし、そのネットワークの中の自分のアイデンティティと現実のアイデンティティとがどこまで重なっているのかとも言える・・・裏を返せば、本当の自分と仮想現実の中の自分が乖離してしまうこと自体がおかしいとも言えますが・・・

私は、これまで数々のＢＢＳやＭＬに参加したり、運営してきたりしましたが、私自身は実名ででることはほとんど無かったですね、でもこれまでの経験では、「実名で出ても何も問題はない」という方も居ましたし、「匿名じゃなきゃ恥ずかしくて何も言えない」なんて方も居ましたし、ＢＢＳ上での付き合いに徹して、「オフラインミーティングには、絶対に行かない。なぜなら行けない方々の視点を失いたくないから」という強者のボードリーダーの方など、いろいろ知ってます。

もっとも私の知っているのは、比較的小さな地域コミュニティの話なんですが、そうだとしても総じて思うのは、実名であれ匿名であれたいした差はないということです。そんなに影響のあるような大それたことはしていないんです。

明らかに誰かを誹謗してやろうとか、悪口を言おうというのでない限り問題はないと思う。むしろ、あらぬいわれや攻撃を受けるのではないかという心理的な壁があるだけなんだと思う。もちろん今の社会ですから何があるか判らないですけど・・・

これだけ広い世界の中では、名前とやかくではなく、その意見や趣旨の内容そのものが重要なんであって、コミュニケートしている世間にどれだけ自分をアピールしたいだけと言ったら言い過ぎかもしれないけど、実際の行動、実態に結びつけたいなら実名で通す方が賢いやり方だと思ってます。

なんか、まとまらないコメントになってしまいましたが、つまるところ安易な仮想コミュニティにどれだけ気合いを持って参加するのか、あるいは仮想ではなく現実のコミュニティなんだと思えるのかだと思います。

Posted by: ohtsu at November 29, 2003 12:02 AM

Posted by: roulette table plans at October 28, 2004 09:55 AM

Posted by: free credit reports at November 2, 2004 03:00 AM

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