October 10, 2003

週刊アスキー10月21号「仮想報道」

週刊アスキー10月21号「仮想報道」の記事で新聞各社がニュース個別記事へのリンクを認めていないということに関して取り上げている。ブロッグとRSSに触発された記事であるはずなので、私は筆者と別の観点で意見を述べたい。

新聞社はニュースのアーカイブ検索を有料にしていることと、ポータルサイトはじめにニュースを配信しているということがインターネットでのビジネスの中核であるという考えが根底にあるからだと私は考える。もし当たっていたら、戦略を改めるべきだ。

昨今話題になっている技術である、RSS、SEO、AdSense、AWS、それからニュースサイトはネット視聴率で見ると200万人ほどにリーチしているという状況を踏まえて新聞社のサイトがとるべき道は、過去の記事をフリーで提供し、広告やアフィリエイトの収入を中核にすえるということだ。過去のニュースを公開してない現段階で、これだけのコンシューマーにリーチしているんだから、フリーにしたら大手ポータルサイトに匹敵するアクセスを集めるのは想像に難くない。個別記事にあったAdSenseやAmazonの広告が出ていたら、クリックしちゃうよね。
ニュースタイトルからのリンクOK。RSSも公開する。米国のYahoo!のように検索結果をRSSで提供(Jeremy Zawodny's blog)する。

こう思うんだけどね。

Posted by nino at October 10, 2003 11:33 AM | トラックバック
コメント

 こんにちは。
 メールでお知らせいただいたので、拝見しました。
 この次の号で、海外のリンクの著作権の話を中心にとりあげてそこでも書いたのですが、私もグーグルなどのコンテンツ・ターゲット広告が解決策になるんじゃないかと思います。
 グーグルは、「グーグル・ニュース」でメディア・サイトの記事に直リンクを張っており、こうしたサービスが普及すれば、フロントページの広告収入をあてにするというビジネス・モデルは成り立たなくなりますね。

Posted by: 歌田明弘 at October 10, 2003 08:46 PM
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