パソコン通信時代から掲示板(BBS)は情報交換、ディスカッションのツールとして定着して定番になったかに見える。しかし、常時接続という環境の変化とblogという新たな技術によって、オープンな場でのコミュニケーションツールとしては活躍の場が狭まってくるのではないかと思う。
常時接続になり、掲示板への投稿がインタラクティブすぎるようになっている。これにより、投稿者は文章を丁寧に書いて投稿するよりも、あたかもチャットのように使うようになってきている。なので、掲示板のトピックスを時系列で把握できていないと、その投稿だけでは何を意味するものなのか分からない。
BBSでは、一ヶ所のに匿名の投稿者が集い、感情の赴くままタイムリーな反応を楽しんでいる。匿名であることの無責任さ、チャットのような会話自体を楽しむような風潮が蔓延してしまっているが、blogはブロッガーに依存するところが大きく異なる。ひとつの投稿ごとに内容がまとめられているため、読みやすく、何を伝えようとしているか完結性がある。blogへのコメントやトラックバックによりディスカッションするほうが把握しやすい。
2chのような巨大掲示板にblogはなりえないのではないかという意見もあるだろう。これについてはメタブロッグが回答であると考えられる。blogを集合体としてとりあつかうメタブロッグが各種出ているし、今後もユニークなアイデアが期待できる。これにより巨大掲示板をも置き換えるはずだ。
もちろん、ブロッグを所有しない会話自体を楽しみたい人たちにはBBSが必要であろうからなくなることはないだろうが…
確かにblogがあればBBSの存在する意味が薄れてきますよね。
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Posted by: jay at June 7, 2004 07:35 PM..............................
Posted by: jay at July 1, 2004 07:57 PM