『幕末不戦派軍記』 (野口 武彦)
幕末の内戦状態を、“武具奉行同心”という役職であった4人の侍を傍観者として、各種歴史資料を活用して物語のように紹介してくれるとても面白い本だ。学校の授業ではさらっと通り過ぎでしまい、どんなことが起こったのか全く理解していなかったことがよく分かった。特に、使用された鉄砲や大砲については細かく書かれているが、官軍が勝った背景には最新の銃を装備していたということが大きく影響しているようだ。フィクションになってしまった歴史小説は嫌いだけど、資料で伝えられている史実を分かりやすくしたてているのは見事だ。
0 Comments:
Post a Comment
Links to this post:
Create a Link
<< Home