『いいかげんワールド』(眉村 卓)
『なぞの転校生』をはじめとしてNHK少年ドラマシリーズでいくつもその作品が実写化されている眉村 卓さんの新作が『いいかげんワールド』。読んでいると小中学生時代に読んでいた昔のSFの雰囲気が懐かしかった。最近読んでいたSFは大仕掛けの壮大な話ばかりだったけど、派手な舞台設定が無くいてもSFにはできるんだ。
自分自身の現在の生き方をSFの作品として表現したもののようで、“いいかげん”というのは奥さんを亡くした後の人生を肩の力を抜いて生きているという思いが伝わってくるものだ。だから少年向けのSFではなくシニアが楽しめるSFと言えるだろう。
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